摘要 |
直列に併設されたプラズマ前処理装置、成膜装置からなる高速搬送される基材のローラ式連続蒸着膜成膜装置において、チャンバ3内に基材搬送室12A、前処理室12B、成膜室12Cが形成され、基材Sは巻き出しローラ13から、ガイドロール14a〜14dを介して直列に併設されたプラズマ前処理ローラ20及び成膜ローラ25に巻きつけられ、巻き取りロール15で巻き取られる。前処理装置では、供給されるプラズマ形成ガスをプラズマ供給ノズル22a、22bから前処理ローラとプラズマ供給ノズルと磁気形成手段であるマグネット21とで囲まれた空隙内に、基材Sに向けてプラズマを供給し、かつプラズマPを電気的に正電位に設定し、基材表面側に配置された電極間に電力が供給され、プラズマPが発生し、基材Sの表面に活性のある前処理表面が形成される。その前処理した基材の前処理面に物理蒸着法等の成膜装置により無機酸化物を高速で成膜することができる。 |