摘要 |
共焦点顕微鏡又は多光子顕微鏡による光計測を用いた走査分子計数法に於いて、その感度及び/又はS/N比の向上を可能にする技術が提供される。本発明による試料溶液中の単一粒子の存在を検出する光分析技術では、試料溶液内に於いて光検出領域の位置を移動し、光検出領域からの光の強度を測定して光強度データを生成し、光強度データ上の光強度の時間変化の、光検出領域内に単一粒子が存在していない第一の状態を仮定した場合に於ける第一の発生確率と、光検出領域内に単一粒子が存在している第二の状態を仮定した場合に於ける第二の発生確率とを算出し、それらの発生確率に基づいて光検出領域内に単一粒子の存在した時間を検出して単一粒子の各々の存在を表す信号を検出する。 |