摘要 |
装着した鑑賞者の視野感度特性を利用して輝度の制御を行なうことによって、左右の映像の表示に用いられる表示素子の長寿命化を図る。ヘッド・マウント・ディスプレイ10は、(眼に明順応が起こっている)鑑賞者が装着する前は表示部208、209を高輝度状態にして待機する。一方、鑑賞者がヘッド・マウント・ディスプレイ10を装着すると、鑑賞者の眼が遮光フードで環境光から遮られ、暗い場所にいるのと同じ状況となり、暗順応が起こる。したがって、鑑賞者がヘッド・マウント・ディスプレイ10を装着すると、暗順応に従い、徐々に表示部208、209の輝度を落としていく。 |