摘要 |
電動機のトルクを調節することでエンジン動作点を制御する際に車両の更なる燃費向上を図る。車両用駆動装置10にはステータ翼車16sの回転作動を制御することでトルクコンバータ16の容量係数τを変更するブレーキBsが備えられているので、第1電動機トルクTMG1を調節することで任意に制御されたときのエンジン12の動作点において、トルクコンバータ16の容量係数τに基づいて一意に決められるポンプトルクTpを変更することができる。従って、そのときのエンジン12の動作点において、機械経路の伝達比率RTOPMCと電気経路の伝達比率RTOPELとの割合を変更することができ、機械経路及び電気経路のうちで伝達比率RTOPEL,RTOPMCが良い方の経路を介した動力伝達の割合を増やすことができる。よって、第1電動機トルクTMG1を調節することでエンジン動作点を制御する際に、車両の更なる燃費向上を図ることができる。 |