摘要 |
本発明は、拡張焦点範囲を有するレンズ(5)であって、透明材料からなり、2つの光学面(2、4)を有し、且つ焦点屈折力分布Ftotを有するレンズ(5)に関する。本発明によれば、レンズ(1)の焦点屈折力分布Ftotは、光軸(10)に対して垂直な平面に関して半径方向高さr及び開口の方位角&phgr;の関数として、ゼロではない焦点屈折力の計算基本値Flensと最大値Fspiral max(r,&phgr;)との間で変わる。したがって、焦点屈折力分布は、Ftot(r,&phgr;)=Flens(r)+Fspiral(r,&phgr;)として計算により得られ、螺旋状焦点屈折力成分は、Fspiral(r,&phgr;)=Fspiral max(r)?w(&phgr;)であり、式中、Fspiral max(r,&phgr;)は半径に応じて非線形に変わり、w(&phgr;)は螺旋状プロファイルを有する焦点屈折力成分の因数である。さらに、焦点屈折力の計算基本値Flensは、屈折基本系の焦点屈折力Fbaseと、構造状焦点屈折力Fstructureとに分割され、Flens=Fbase+Fstructureが成り立つ。螺旋状焦点屈折力成分Fspiral及び構造状焦点屈折力成分Fstructureが加算されて螺旋状及び構造状加入屈折力FSS(r,&phgr;)=Fstructure+Fspiral max(r)?w(&phgr;)を形成し、これが基本系の焦点屈折力Fbaseに加算されて、レンズ(5)の全焦点屈折力がFtot(r,&phgr;)=Fbase(r)+FSS(r,&phgr;)として得られる。【選択図】図2 |