摘要 |
【課題】従来、高速鉄道車両が走行すると強大な騒音と横風圧が発生する。そのため、沿線に沿って、防音壁を設置しているが、走行する度に風圧の繰り返し荷重を受けて劣化、損傷する。このため、高速鉄道車両は、利便性の反面、防音壁の保守、点検に多額の費用がかかっている。【解決手段】高速鉄道車両の先頭車1を後方に向け、緩傾斜の昇り坂4を形成して、該昇り坂4の両側に向い風後送体6を取り付け、向い風後送体6には透明の強化ガラス7を取り付けて構成した。これにより、高速鉄道車両が受ける向い風を後方に流すので、騒音や横風圧は著しく減少する。したがって、防音壁は、劣化、損傷しないので、点検、補修費を著しく減ずることができる。なお、本発明は現在運行している高速鉄道車両にも実施可能であり、リニア超高速鉄道車両に実施すれば、更に、有効に作用する等の諸効果を有するものである。【選択図】図1 |