摘要 |
より一層の燃焼温度の向上及び燃料原単位の低減を可能とする高炉操業方法を提供する。高炉の羽口から熱風を高炉へ吹き込むとともに、ランスから微粉炭(固体還元材)と少なくともLNG(易燃性還元材)及び酸素(支燃性ガス)の何れか一方とを前記羽口から高炉へ吹込む。粒子径75μm以上の微粉炭の粒子を微粉炭全量の65mass%以下とすることで、ランスから吹込まれるLNG及び酸素の少なくとも一つが微粉炭と効率良く混合し、微粉炭と酸素との反応が促進し及び/又はLNGの燃焼熱で微粉炭の温度が大幅に上昇する。これらにより、微粉炭の燃焼速度が上昇して燃焼温度が大幅に向上し、もって還元材比を低減することができる。また、送風に富化する酸素の一部をランスから吹込むことにより、高炉内のガスバランスを損なうことがなく、酸素の過剰供給を回避することができる。 |