摘要 |
車両の前進時にディスク(1)の回出側となる方向に向けて摩擦パッド(10)を付勢する付勢ばね(15)を、摩擦パッド(10)の耳部(11A)とキャリア(2)のトルク受面(5)との間に配置し、この付勢ばね(15)の先端部をディスク(1)と当接させ磨耗検知を行なうディスクブレーキにおいて、付勢ばね(15)は、基端側から取付部(15A)、第1の延出部(15B)、境界部位(15E)、折曲げ部(15C)、第2の延出部(15D)から大略構成されており、境界部位(15E)を幅狭とすることで剛性を下げ、また、折曲げ部(15C)を幅広とし、さらに、補強部(15C1)を設けることで、剛性を高め、これにより、第2の延出部(15D)の回転方向Kの固有振動数と上下方向Jの固有振動数が近づき、自励振動が発生しやすくなり、これにより十分な検知音を得ることができることを特徴とするディスクブレーキ。 |