摘要 |
【課題】豆乳を原料とする発酵物を製造する際に、ストレプトコッカス・サーモフィラス(Streptococcus thermophilus)とラクトバチルス・デルブルッキー・サブスピーシーズ・ブルガリカス(Lactobacillus delbrueckii subsp. bulgaricus)のみを乳酸菌混合スターターとする場合であっても、原料である豆乳に酵素処理や抽出処理などの加工処理を施さず、また糖源などの原料を加えることなく、牛乳を乳酸発酵したヨーグルトと同等の風味や滑らかな物性を有する豆乳発酵物を提供する。【解決手段】豆乳に接種し培養した際に、発酵物中に0.4g/L以上のフラクトースを蓄積可能であるストレプトコッカス・サーモフィラスと、豆乳に接種して培養した際に、発酵物中に0.4g/L以上のD−乳酸を蓄積可能であるラクトバチルス・デルブルッキー・サブスピーシーズ・ブルガリカスと、を含む乳酸菌混合スターターを使用して得られた豆乳発酵物により解決する。【選択図】図1 |