摘要 |
回転電機の動作状態に拘わらず、精度良く磁極位置を推定する。誘起電圧に基づいてロータの磁極位置を演算する高速域位置演算部3と、回転電機に高周波の観測信号を印加して磁極位置を演算する低速域位置演算部5と、高速域位置演算部3による高速域演算モードと低速域位置演算部5による低速域演算モードとの少なくとも2つのモードの間で演算モードを切り替える切替部1とを備える。切替部1は、回転速度及びトルクにより規定された高速回転域RHでは、高速域演算モードを適用し、低速回転域RLでは低速域演算モードを適用する。切替部は、高速回転域RHとこれよりも低速側の領域との境界である高速域側境界HBと、低速回転域RLとこれよりも高速側の領域との境界である低速域側境界LBとの双方を、トルクが相対的に高い場合にトルクが相対的に低い場合と比べて回転速度が低い側となるように設定している。 |