摘要 |
真空遮断器の真空劣化を判定すると共に、放送波や他の機器からの伝導ノイズなどの外来ノイズによる誤動作を防止するため、真空バルブ9の接続線をブッシング4を通して金属製タンク外へ導出する金属製タンク形真空遮断器15の真空劣化監視装置において、ブッシング4は、ローパス機能を有する内部シールド4bを有し、金属製タンク12の内部に設置された第一のアンテナ5、金属製タンク12の外部に設置された第二のアンテナ6、第一のアンテナ5で検出された真空バルブ9の部分放電に起因する電磁波の強度を測定する第一の検知部8A、第二のアンテナ6で検出された金属製タンク12外のノイズに起因する電磁波の強度を測定する第二の検知部8B、および第一の検知部8Aで検知された電磁波の強度と第二の検知部8Bで検知された電磁波の強度とを比較することにより、金属製タンク形真空遮断器15の真空劣化を判定する判定部8Cを備え、第一の検知部8Aおよび第二の検知部8Bは、真空バルブ9の真空劣化時に発生する放電に起因する電磁波の内、内部シールド4bで減衰される周波数帯を通過させる周波数フィルタ81、81a〜81dを備えている。 |