摘要 |
ブレーキペダル(5)とマスタシリンダ(7)との間に設ける気圧式倍力装置(40)には、出力ロッド(58)の外周側に筒状部材(60)を設けている。筒状部材(60)は、外周側がフロントシェル(42)の筒部(42B)との間をシール部材(62)によりシールされ、出力ロッド(58)との間がOリング(61)によってシールされている。筒状部材(60)は、負圧室(A)と大気室(C)との差圧力をバルブボディ(46)に作用させる。筒状部材(60)の外径寸法をバルブボディ(46)の小径筒部(46B)の外径寸法と略同径の寸法となるように形成している。筒状部材(60)の軸方向一側は、バルブボディ(46)の筒状突出部(46D)に当接してバルブボディ(46)に大気圧を作用させて、前記差圧力によりバルブボディ(46)をリターンスプリング(63)の付勢方向と同方向へ押圧する構成としている。 |