| 摘要 |
本発明は、建設プラント型の重量物運搬車両用のラジアルタイヤのビードの耐久性の向上に関する。かかるタイヤは、リム（２）に接触するようになった２つのビード（１）と、折り返し部（３２）を形成するよう各ビード（１）内においてタイヤの内側から外側に向かって、直径Ｄのほぼ円形の子午線断面を備えたビードワイヤ（４）回りに巻かれている主要部分（３１）を有する少なくとも１つのカーカス層（３）を含むカーカス補強材とを有し、折り返し部（３２）と主要部分（３１）との間の距離（ｄ）は、ビードワイヤ（４）から外側に向かって半径方向に連続的に減少すると共に最小値（ｄ1）を通り、カーカス層（３）は、被覆用コンパウンド（３３）で被覆された相互に平行なレインフォーサから成り、タイヤは、折り返し部（３２）と主要部分（３１）との間で軸方向に且つビードワイヤ（４）から外側に向かって半径方向に延びる充填要素（５）を有し、充填要素（５）は、少なくとも２つの充填用コンパウンド（５１，５２）から成り、第１の充填用コンパウンド（５１）は、ビードワイヤ（４）から半径方向外方に延び、第１の充填用コンパウンド（５１）は、第２の充填用コンパウンド（５２）の１０％伸び率における弾性率に少なくとも等しい１０％伸び率における弾性率を有する。本発明によれば、第２の充填用コンパウンド（５２）は、ビードワイヤ（４）から折り返し部（３２）に沿って、少なくとも、主要部分（３１）から最小距離（ｄ1）を置いたところに位置する折り返し部（３２）の箇所（Ａ）まで半径方向外方に延びると共に少なくとも一部が第１の充填用コンパウンド（５１）から軸方向外方に延び、第２の充填用コンパウンド（５２）の１０％伸び率における弾性率は、被覆用コンパウンド（３３）の１０％伸び率における弾性率に等しい。 |
