摘要 |
【課題】歯科医療の分野において、歯科切削加工用レジン材料として好適に使用できる歯科用硬化性組成物の提供。歯冠補綴物に求められる硬さ、曲げ強度、圧縮強度等の機械的特性や審美性を維持した上で、歯科切削加工用レジン材料として用いるブロック形状の製作時にブロック内部で発生する歪を低減し、クラックやチッピングが起こらない加圧加熱による成形加工が可能な歯科用硬化性組成物の提供。【解決手段】(a)重合性単量体と(b)充填材とを重量比で、10:90〜70:30の割合で含み、(a)重合性単量体100重量部に対して(c)重合開始剤を、0.01〜10重量部、(d)テルペノイド系化合物である連鎖移動剤を0.001〜1重量部含む歯科用硬化性組成物。多層構造であって、歯科用硬化組成物により製造されたコンポジットレジン層とアクリリックレジン層とを備えるコンポジットレジン人工歯。【選択図】なし |