摘要 |
他部材への連結具が挿入される孔を有する繊維強化樹脂構造体であって、連結具からの荷重が作用する孔の内面部位における、該孔の内面部位に作用する連結具からの荷重が増大しないでも該孔の内面部位の変位が増大し始めるときの応力として表されるベアリング強度が、構造体のその部位を構成する繊維強化樹脂の破断強度よりも小さいことを特徴とする繊維強化樹脂構造体。部品点数や組立工程の増加を招くことなく、構造体に高い機械特性を発揮させながら、自身の破断を伴うことなく局部的な変形や変位のみで、衝撃エネルギー等の外部から加わる荷重を極めて効率よく吸収することが可能になる。 |