摘要 |
<p>修飾キトサン止血剤は、アルカンのような適切な生物適合性疎水性部分の外側疎水性殻(12)を有する逆ミセル(10)と、疎水性殻(12)内にある親水性の正電荷を帯びたキトサン部分(14)とを含む。疎水性殻(12)は、凝血に効果的なキトサン重合体の残余部分に十分な反応性(正電荷を帯びた)アミン基を保ちつつ、親水性部分をキトサン重合体分子の一方の末端に付けられることによって形成される。得られた逆ミセル(10)は、鼻粘膜(20)のような粘膜を貫通し、又はそうでなければ粘膜若しくは他の組織によって覆われた若しくは部分的に覆われた流血箇所へと貫通する能力を有する。出血箇所(26)から流出する赤血球にさらされると、逆ミセルの正電荷を帯びた内部が、負電荷を帯びた赤血球(24)と結合するために疎水性殻(12)を打ち破り、流血を固まらせたり、弱めたり、止めたりする。【選択図】図1</p> |