摘要 |
【課題】車両加速時に差回転に基づくフィードバック制御によって入力側回転数の吹き上がりを抑制しつつ、実差回転の急激な減少で係合ショックが発生することを防止する。【解決手段】チップイン加速と判定された場合に、実差回転SNrと目標差回転SNtとの偏差ΔSNが判定値α以上で、その偏差ΔSNの減少度合が判定値β以上になると、その時の実差回転SNr1が目標差回転SNtに設定されるため、フィードバック制御値が一旦0になってクラッチトルクの増大が抑制され、実差回転SNrの急激な減少によるロックアップクラッチの係合ショックが防止される。また、偏差ΔSNの減少度合が判定値β以上になるまでは、通常の目標差回転SNt2に基づいてクラッチトルクがフィードバック制御されるため、チップイン加速時にエンジン回転数NEが吹き上がることが抑制されるとともに、駆動力応答性に関するダイレクト感が適切に確保される。【選択図】図2 |