摘要 |
【課題】既設桁橋におけるヒンジ部の抜本的な補強方法および補強構造を提供してヒンジ部をほぼ完璧に補強し、橋梁全体を連続化する補強構造にして、使用期間中の破損と劣化を防ぐと共に、安全で快適な走行性を確保すること。【解決手段】所定の打ち替え範囲で既設ヒンジ部を切断して撤去し、打ち替え範囲内の所要箇所にジャッキ4を設置し、ジャッキ4の押出により打ち替え範囲の両側の橋桁断面に圧縮力を与え、ジャッキ4を押し出した状態で打ち替え範囲にコンクリートを打設して硬化させ、コンクリート硬化後にジャッキ4を緩めて取り外すことによって打ち替え範囲内のコンクリートにプレストレスを付与する。これにより、打ち替え部の施工時の初期ひび割れ発生および供用時のひび割れ発生を抑制し、橋面からの雨水などの水分供給によるコンクリートの劣化を防ぐことができる。【選択図】図5 |