摘要 |
乳酸菌 エンテロコッカス・フェカリス種に属するEC−12株の23SrRNAが、免疫調節において重要な役割を担っているIL−12の産生を促進する作用を有することを見出した。さらに、この2909塩基からなる23SrRNAにおいて、この促進能を有するのは1974〜2152位の179塩基からなる1本鎖RNAであることを見出した。また、この促進能を発揮するために必要な最小配列は、23SrRNAの2055〜2074位の塩基配列であることも明らかにした。そして、この塩基配列からなる1本鎖RNAによって、IL−12含め、免疫応答に関与する多くの因子の産生を促進又は抑制していることも見出した。 |