摘要 |
セメント状の材料からなる擁壁の構築方法であって、当該方法は、構築しようとする擁壁の外形を地盤の表面に画定する工程を備える。この外形により、掘削される地盤の区域が定まる。構築方法は、上記区域を締め固める工程も備える。締め固めにより、上記区域の下方及びその周辺の地盤の密度が高まり、掘削の際及び擁壁が形成された後の地盤の安定性が得られる。構築方法は、締め固めた区域において初期深度まで地盤を掘削することにより、壁付き凹所を形成する工程も備える。構築方法は、壁付き凹所の底面を締め固めた後、締め固めた底面の地盤を掘削する工程も備える。この工程は、壁付き凹所の深度が最終深度に達するまで、必要に応じて繰り返すことが可能である。最終深度に達すると、壁付き凹所の少なくとも一部にセメント状の材料を充填することにより、擁壁を形成することができる。【選択図】図2 |