心的外傷後ストレス障害（ＰＴＳＤ）のための診断用バイオマーカーを検出及び監視するため、並びに同障害の自殺型と非自殺型とを識別するためのプロセス及びキット

摘要

テロリストの攻撃、戦争、災害、心的又は身体的暴行、過酷な事故及び暴力などの生命に関わる外傷は、心的外傷後ストレス障害（ＰＴＳＤ）として知られる感情障害及び行動障害、並びにこれに関連する自殺を頻繁に誘発する。ＰＴＳＤ及び自殺の正確な診断及び治療計画作成は、困難なままである。特異的マーカーの発見は、介入治療を受ける場合、転帰の改善を経験し得る群を特定する、より正確な臨床評価のための新しい機会を生み出す。本発明は、ＰＴＳＤを有する疑いのある対象及び／又は希死念慮傾向性を有する対象の生物学的検体中のＰ−１１、ＵＢＥ３Ａ、ＳＴＹ１、ＥＭＡＰ−１１、ＳＩＰ１、ＯＲＣ５Ｌ、ＤＣＸ、ＳＣＹＥタンパク質の検出のプロセスを提供し、更に性別に特異的である追加のＰＴＳＤマーカーを提供する。【選択図】図７