摘要 |
【課題】 溶鋼の真空取鍋精錬において真空タンク方式で処理する場合、タンク内径は取鍋トラニオン両端間長さLよりも大きく排気空間容積が過大である。【解決手段】 真空タンク本体と真空カバーとから成る真空タンクにおいてそれぞれ上下逆向きに円筒部と球面部と真空フランジとで構成し、フランジ部で対面封鎖する。円筒部の内径をそれぞれ取鍋トラニオン両端間長さLよりも小さくする。他方真空タンク本体又は真空カバー又は両方にまたがって両トラニオンを格納する格納室を外接させて取鍋を真空タンクに内置可能とする。排気空間容積を半減以下にすることが可能となり、減圧に要する時間が半減以下となり精錬作業能率が向上する。耐火物の耐久、省エネルギーが期待される。【選択図】 図1 |