摘要 |
【課題】ワークのような強磁性物体との着脱可能な結合のための磁気装置であって、装置に吸着されてから取り外された後のワークにおける残留磁気作用を最小限に抑える磁気装置を提供することであり、特に永久磁石のみを用いて、特に装置のオンオフ切換えに関して構造的に簡単化された磁気吊上げ装置または磁気保持装置を提供すること。【解決手段】強磁性ワークの吊上げおよび/または保持のための磁気装置(100)は、強磁性ハウジングブロック(10)と、ハウジングブロック(10)の空洞内部に収容された切換え可能な磁石構成とを含む。ハウジング(10)は、実質的に互いに磁気的に分離された2つの長手方向側部を規定するように形成される。切換え可能な磁石構成は、一連の交互配置された双極磁石ユニット(40、42)を含み、これらの磁石ユニットは、上記2つの側部の間にハウジングブロック(10)の長手方向軸に沿って配置される。磁石ユニット(40、42)は、円筒状、より詳細には環状の形状を有する一連の固定永久磁石(40)および回転可能永久磁石(42)を含み、固定磁石(40)に対して回転可能磁石(42)をハウジングブロック(10)の長手方向軸を中心に回転させる作動シャフト(24)がこれらの磁石を通っている。これにより、磁石ユニット(40、42)を、それぞれの磁界が反対で実質的に互いに打ち消し合う「オフ」位置と、それぞれの磁界がそろえられて実質的に互いに強め合う「オン」位置との間で切り換えることができる。【選択図】図1 |