摘要 |
鋼組成が、質量%で、C:0.03〜0.20%、Si:0.1%以下、Mn:0.5〜2.2%、P、S、Nb:0.005〜0.05%、Ti:0.005〜0.03%、Al:0.005〜0.08%、N:0.0075%以下、必要に応じて、Cu、Ni、Cr、Mo、V、B、Ca、REMの1種または2種以上、残部がFeおよび不可避的不純物からなる組成を有し、ミクロ組織が加工されたフェライトを主体とする組織であり、板厚(t)の1/2+6mm部のシャルピー破面遷移温度が−40℃以下である厚鋼板。上記組成の鋼素材(slab)を、1000〜1200℃の温度に加熱し、板厚部がオーステナイト再結晶温度域での累積圧下率30%以上の圧延を行った後、15℃/s以下の冷却速度で板厚部の温度がAr3点以下となるまで第1の冷却を行い、累積圧下率40%以上の圧延を行った後、4℃/s以上の冷却速度にて600℃以下まで第2の冷却を実施し、必要に応じてAc1点以下の焼戻し(temper)を行う。 |