摘要 |
【課題】造成する改良体のピッチを狭めることなく、有効壁厚を超える余分な部分を可能な限り減らすことができ、しかも改良体造成時の機械制御が簡単な施工方法を提供する。【解決手段】高圧噴射攪拌工法を利用して複数本の改良体で構成される造成体を造成する場合において、径が異なる複数種(好ましくは2〜5種類程度)の扇形を組み合わせた形状で改良体の断面形状が構成されるように、各改良体を造成する。改良体の断面形状は、小径の扇形と大径の扇形の少なくとも2種の組み合わせで構成され、小径の扇形からなる小径部と大径の扇形からなる大径部を有し、有効壁厚に対して小径の扇形から中心角を決定する。改良体を造成するときには、噴射管の回転数を断続的に変化させることによって、該改良体の径をコントロールする。その際、高圧噴射される改良材による地盤切削状態をモニタリングし、改良体径や有効壁厚を確認してもよい。【選択図】図1 |