摘要 |
【課題】皮膜耐電圧が400V以上の場合であっても、化成中や熱デポラリゼーション中に多孔質層が破壊することを抑制することのできるアルミニウム電解コンデンサ用電極の製造方法を提供すること。【解決手段】アルミニウム粉体を焼結して成る多孔質層がアルミニウム芯材の表面に積層されたアルミニウム電極を純水中でボイルする純水ボイル工程の後、有機酸系の化成液を用いた第1化成処理と、無機酸系の化成液を用いた第2化成処理とを行う。第1化成処理では、昇圧途中に、リン酸イオンを含む水溶液にアルミニウム電極を浸漬する。純水ボイル工程では、純水ボイル工程によって増加した質量の割合(%)と、皮膜耐電圧Vf(V)とが以下の条件式(0.01×Vf)≦x≦(0.017×Vf+28)を満たす。【選択図】図3 |