摘要 |
熱間鍛造後においても優れた曲げ疲労強度、面疲労強度、耐摩耗性及び被削性を有する、熱間鍛造用圧延棒鋼又は線材を提供する。発明による熱間鍛造用圧延棒鋼又は線材は、その化学組成が、C、Si、Mn、S、Cr、Mo(含まなくてもよい)、Al、Nを含有し、残部がFeおよび不純物からなる。化学組成はさらに、式(1)で定義されるfn1が1.60〜2.10である。上述の熱間鍛造用圧延棒鋼又は線材の組織は、フェライト・パーライト組織、フェライト・パーライト・ベイナイト組織、またはフェライト・ベイナイト組織からなる。横断面において、1視野あたりの面積62500μm2でランダムに15視野観察測定したときの、フェライト平均粒径の最大値/最小値が2.0以下である。fn1=Cr+2?Mo (1)ここで、式(1)中の各元素記号には、対応する元素の含有量(質量%)が代入される。 |